今の時代が『個性が大切である』理由
創造性が大切だのと叫ばれる今の時代。
それと同じくらい、言われていることがある。
『個性は大切』
少なくとも、カリトンが行く大学では耳が痛くなるレベルで聞く。
あとは、
「深く考える力を持ち、主体性がある人物」とやらを企業は求めている…らしいね。
(実際どんな人材を求めているかを、企業さんに直接聞いたことはない。あくまで一般論である。)
さて、じゃあ何故に個性を持ち、思考能力、主体性を持つ人がチヤホヤされているのか。この記事では、そのことについて触れていこう。
【目次】
個性が大切な理由
理由はね、とてもシンプルだったりする。
というのも、
この時代は、モノを量産してみんなが幸せになれる時代じゃないから。
それが答えの一つだったりする。
少なくとも、カリトンはそう考えておる。
かつての歴史
かつての日本は、いいモノをバンバン作り上げていた。というのも、いいモノは、それだけで売れていったからだ。
ひと昔前は、モノが豊かじゃなかったんだ。だから、同じようないいものモノがバンバン作られた。
国民も、いいモノを手に入れられて喜んだ。
そもそも、モノが満たされていなかった時代なんだから、当然の反応だったんだろうね。
でも、そうやっていいモノを作り続けたら、ある問題に直面する。周り一体がいいモノだらけになってしまったのだ。
さあさあ、問題だね。
辺りがいいモノだらけなら、いいモノであるのは当たり前だ。いいモノだから売れる、そんな時代は終わってしまった。
さて、ならどんなモノを売ればいいのだろう?
その答えが、『付加価値をつけられたモノ』だった。
付加価値、それはつまり…
付加価値というのは、なんか小難しく感じる。実際、こんな言葉を使わなくとも、もっと身近な言葉がある。
それが個性という言葉だ。
結論を言うと、付加価値とは個性のことである。
個性とは個の性と書く。
つまり他とは違う性質、個人が持つ性質のことである。
付加価値とは、元々ある価値にさらに価値を付け加えることだ。
そう、
元からあったものに価値をつける=元からあったものとは異なるものを作ること。
そして、個性は他とは異なる性質のことである。
なので、付加価値=個性という方式が成り立つ訳だな。
そして個性をちゃんと持つには、主体性というやつが絶対いる。
個性があるから主体性があるのか。それとも、主体性があるから個性があるのか。
鶏が先なのか、卵が先なのか…
どっちにせよ、個性と主体性はセットで付いてくる。これだけは確実なのだ。
理由は、他と違うという道(=個性を持つ)を選ぶやつは、確たる自分を持っている。
確たる自分=主体性。
同じであろうとすることは楽なのだ。
そこをあえて違うままでいる。それが、どれほど大変なことか。
周りに妥協せず、違う姿を押し出すには、確たる自分が必要なのだ。
そして、確たる自分を持つやつは、深く考える力を身につけている。
深く考えるからこそ、他者の意見に一々なびかない。それらを冷静に受け止めた上で、自分の意見を言える。
つまり、個性を持つこと。深く考える力を持つこと。主体性を持つこと。
これらは別々のものではなく、繋がっているのだ。
まとめ
ただ同じ、いいモノを作ればオッケーな時代ではなくなった。今の時代は、いいモノなのは当然のことだ。
だからそこに、個性をつけなければならない。
(→これが今の時代の状態である)。
それ故、個性は大切であると叫ばれるのだ。
そして。個性、深く考える力、主体性はそれぞれで密接に関わっている。