今の教育が抱えている最大の問題
地域、経済、社会、親子、政府…などなど。とにかく多くの仕組みが絡まったもの。
それを教育と呼ぶわけだ。
日本の教育は、どうも時代遅れ扱いされがちである。
ちなみにカリトンも、その意見には賛成だったりする。
そこでこの記事では、『教育とは何か』について探ってゆこう。
そこを知っていけば、なぜ時代遅れだと叫ばれているかがよく分かるだろうよ。
【目次】
教育とはなにか?
そもそも、教育とはなんであろうか。
「子供に、今後必要な知識を教えること」
これが教育の原点である。
よく言えば、
「必要な知識、考え方を教えること」であり。
悪く言えば、
「子供の考え方を、社会に適応しやすいように固定すること」でもある。
ともあれ、子供が社会で生きられるように準備を整える場所。
それこそが、小学校、中学校、高校、大学で期待される役目である。
今の教育がなぜ時代遅れか
教育が、子供が社会で生きやすいようにする場所であるなら。今の教育は、相当おかしなことになってしまっている。
暗記を重視したテスト。
先生だけが一方的に喋る授業。
現代は情報化社会である。簡単に情報が手に入る時代。
なのに、
「わざわざ暗記を頑張る意味は?」
現代は、特に個性が重要視されている。個性の反対は、ただ言われるままに従うことである。
なら、
「先生の言う通りに従う授業は、本当に自分のためになるのだろうか?」
*個性が大切な理由は、今の時代が『個性が大切である』理由 - カリトン考察にて詳しく書かれている。
とにかく、どうしようもなく教育が現状に合っていないのだ。
今の教育が出来上がった経緯
ここまで、今の教育をカリトンはボロクソに言い続けた。
でも、忘れがちではあるが…
今行われている教育は、かつてはとてつもない力を発揮していたのだ。
このかつての時代こそ、産業時代だ。あるいは、工業社会だなんて言われたりもするだろうな。
その時代では、労働者は二つのタイプに分けられた。
・人を管理する、マネージャー
・ただマネージャーの指示に従う実行者
マネージャーは、大学にまで進学したエリートたちが担うことを期待された。
マネージャーは少数で問題ないが、実行者たちは多数いないと困る。
そこで、学校を実行者を育てるための場所とすることにした。
当時、実行者に求められた能力は…
- 時間通りに動ける
- 上司の指示に従える
- 与えられた目的をただこなす
・・・・・。
勘のいい人は気づいたかもな。
これ、今の学校が育てている能力そのものじゃないか?
・時間割通りに動いて。
・先生の通りにやることやって。
・受験勉強を勝ち抜くためとか、いい就職先を手に入れるために学ぶ。
人が時代遅れにはならないが、考え方が時代遅れになることは珍しくない。
学校で良かれと教えられた考え方が、足を引っ張るってやるせないよね。
教育が抱える最大の問題
個性を殺す教育。
平均的な人材を生み出す教育。
今まで伝えてきたことは、二つの言葉にまとめられる。
でもね、今まで伝えた部分に関しては、カリトンそんなに心配してない。
というのも、カリトンが挙げた問題は割と世間に知られているからだ。
高校生時代のカリトンが、授業をさぼり始めた原因でもある。あの頃は若かったのだよ。
カリトンが、一番教育に対して問題だと感じることは…
読み書きが優れている子供のみを評価しがち
体験して学ぶことが得意な子供がいるなかで、特定のタイプの子供のみを良いものとして評価するってどうなのだろうか。
個性的であることが武器になる時代だからこそ、問題になる部分ではないかね。
それこそがカリトウが教育に対して、最も問題だと感じることである。